引っ越し時に業者とトラブルにならないために
[公開日]2017/03/10 [最終更新日]2018/07/12 トラブル,段ボール,見積もり,引っ越し業者
大切な物や高級な物は写真を撮っておく
引っ越し業者とのトラブルの一つに、荷物の破損やキズなどがあります。
たとえアルバイトでも専門のスタッフなので、引っ越し業者は慎重に荷物を運んでくれると思ってしまいますが、すべてがそうだとは言えません。
荷物を雑に扱っていても、とくに問題がなかったという場合もあるかもしれませんし、逆にものすごく丁寧な作業だったのに、ちょっとしたことでキズがついてしまった、なんてこともあるでしょう。
依頼する側からすれば、基本的にはスタッフを選ぶことはできません。
たとえば大切な荷物に傷がついたとします。
しかし、スタッフは人それぞれだから、たまたま担当したスタッフがひどくて運が悪かった、ということにはならないでしょう。
逆に引っ越し業者側は、荷物の傷や破損などが発覚すれば弁償しなければなりません。
当事者の給料面の待遇が悪くなったり、業者によっては解雇もあるかもしれません。
そのため業者やスタッフは、たとえ単純なミスを犯したり荷物を雑に扱ってしまったとしても、依頼者にばれないようにすることを考える可能性があります。
依頼者が後で気付いて連絡しても、「知りません」「引っ越し後に傷が付いたのでは?」と答えられてしまったら手遅れになってしまいます。
これを防ぐ対策として、引っ越し前に業者の方にも状態を確認してもらうことが重要となります。
目視だけの確認でなく写真を撮っておけば証拠にもなりますから、万が一のことがあっても安心です。
ただし、すべての荷物の写真を撮って確認してもらってとなると、業者スタッフの心象も悪くなってしまいます。
高級なものや大事なものなどを中心に行うとよいでしょう。
段ボール箱などの資材も注意
荷造りに必要なものといえば段ボール箱です。
引っ越しともなれば、たとえ一人暮らしでも沢山必要です。
なるべく安い業者にお願いしたい場合、複数の業者に見積もり依頼をすることもあるでしょう。
このときに、業者によっては段ボール箱を置いていくところがあります。
これは、契約してほしいということはもちろん、たとえ断られたとしてもその資材の料金をもらうためでもあります。
ですから、違う業者に依頼をした場合、置いていった段ボールを使ってはいけません。
ただし、業者によっては資材料金や引き取りの料金も要求されるかもしれません。
見積もりに来た業者が段ボールを置いていくような時は、契約する場合を除いてすぐに持ち帰ってもらうように対応しましょう。
業者との情報共有
他に引っ越し業者とのトラブルで多いのは、料金に関することです。
業者との情報共有がうまくいっていない場合は、思わぬトラブルに発展してしまいます。
たとえば見積もりでは10万円だったのに、引っ越し後に追加料金が発生した関係で20万円請求されたというようなケースなどがあります。
作業が終わった後に追加料金を言われたとしたら、なかなか断ることはできないでしょう。
何か書面などに記載されている事項に気付かずサインしてしまっていたら、それこそ言い訳できません。
それを防ぐためには、見積もり時にしっかりと確認しておくことが重要です。
見積もりは確定料金なのか、追加料金が発生する可能性はあるのかなど、細かいところまでチェックしましょう。
まとめ
ここで挙げたものはあくまで一例です。
それ以外にも業者との行き違いでトラブルに発展するケースはあります。
繁忙期ともなれば、業者スタッフもピリピリしている可能性がありますし、依頼者側も引っ越しの作業や手続きで忙しく、いろいろなところに目がいかないでしょう。
新生活を気持ちよくスタートするためにも、引っ越し業者とのトラブルは事前に防止して避けたいものです。