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[公開日]2017/03/07 [最終更新日]2017/09/25 ,

物件の情報はどこまで信用できるの?アピールポイントのフレーズにはこんな意味が隠されていた

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不動産の物件情報には、見る人の目を引くようなフレーズが数多く書かれていますが、はたしてウソや大げさなものはないのでしょうか。

すべてが本当だとすれば優良物件ばかりが出回っていることになります。

しかし実際には、まあまあの物件や多少劣るものでもいいところを強調して広告に表示しているので、言葉通りに受け取ってしまうとそこに隠された裏の意味を見逃してしまう場合があります。

では、物件情報のフレーズに着目して、信用できる言葉かどうか具体例を挙げながら紹介しましょう。

そもそも物件の情報は信用できるのか

借主は、広告に記載されてネットやチラシなどの媒体で広がった、建物の状況や周辺環境、契約の条件などについての不動産情報をもとに物件を選択して契約していきます。

そのため、契約するかどうかの判断をきちんとできる情報でなければなりません。

そこで、だまされるような問題が起きることなく不動産取引が適正に行われるように、不動産広告は法律や規制で定められた方法で作成されることになっています。

したがって、物件の情報が事実と違うというケースはまれであるといえ、多くは信頼できるものと考えてよいでしょう。

不動産情報の表示に関する法律や規制

宅地建物取引業法

誇大広告といわれる大げさな表現の禁止により、実際のものより優良または有利であると誤認させるような、著しく事実と異なる表示をしてはいけないと定められています。

条文では、不動産の所在、規模、環境、交通その他の利便、賃料又は他の対価などを対象としています。

不動産の表示に関する公正競争規約

法律での定めをより具体的にして規制するため、広告への表示の仕方を不動産業界が自主的に定めたものです。

この規約では、 広告の不当表示に関して、宅地建物取引業法の内容に加えて、間取りや面積、設備、写真など、より詳細に定められています。

不動産広告のフレーズには表と裏がある

情報が、事実と違っていたり大げさな表示でなければ法律や規制に反しているわけではありません。

ただし、具体的な根拠も併記することになっているので、例えば「3線利用可」と記載するのであれば、利用できる路線名を併記する必要はあります。

不動産業者は、アピール点が少ない物件の場合、ちょっとしたプラス要素をさまざまなフレーズを駆使して大げさにならない程度で強調します。

そのため、魅力的な言葉が並んでいても、その裏側にマイナス面が隠されている場合があります。

そこで、言葉通りに理解してよいものを青枠の「表フレーズ」、マイナス面が隠されているものを赤枠の「裏フレーズ」として分野別に紹介していきましょう。

アピールポイントの具体例

交通に関する「表フレーズ」と「裏フレーズ」

・「駅から専用通路が直結」「急な雨降りでも安心の駅直結マンション」

件数としては少ないですが駅とつながっていることは特別感のあるものといえます。

・「バス便6時~9時、17時~20時台は1時間に10本以上」

時間と本数まで借主側が知りたい点をきちんと説明しており、ライフスタイルが合えばアクセスの良い物件です。

・「駅から高低差のないフラットな道を歩いて○分」

道のりは時間だけでなく歩きやすいかどうかが重要ですので、このように表示されていれば優れた点と理解できます。

・「始発駅○○駅より徒歩○分」「最終電車の終着駅」

これは、ラッシュ時でも座れることや乗り過ごさないことをアピールしていますが、実際には物件の所在地が遠い可能性があります。

・「駅まで自転車で○分」

駅から少し離れているが、バス便もなく歩くには遠い場合、自転車での表示としている可能性があります。

・「駅からの道は街灯があるため夜でも明るい」

建物や店舗の明るさではなく街灯しかないことが考えられます。

・「○○駅へ直通○分(快速特急利用)」

この電車が通勤、通学時には本数が少ない場合もあります。

環境に関する「表フレーズ」と「裏フレーズ」

・「光と通風を考慮した東南向き」

朝と日中の日当たりがよいことは大きなプラスポイントです。

・「眼下に広がる港の夜景がきれいです」

該当する物件は少ないでしょうが、このロケーションだけでも憧れる方は多いでしょう。

・「駅前商店街へ○mの便利な立地です」

商店街での買い物や賑やかさが好きな方には魅力的な物件といえます。

・「公園が目の前にあり住環境良好」

公園で子供が遊ぶときの声が気になる場合もあるので注意が必要です。

・「南側道路につき日当り良好」

日当りはよくても大きな道路の場合は騒音と排気ガスが気になります。

・「1階に24時間営業コンビニあり」

便利なように思えますが、特に低層階の場合は車やバイクの出入り、若者が集まるなど騒音の問題が考えられます。

・「買物便利(スーパー○○まで○m)」

スーパーの品ぞろえや値段など、自分に合ったお店かどうか分かりません。

建物や設備に関する「表フレーズ」と「裏フレーズ」

・「グレーの素敵な外観です」

具体的な色調がイメージできるので好みの方にはアピールポイントになります。

・「床・壁・天井リフォーム済(○年○月)」

リフォームした箇所と時期がはっきりと明示されており、最近のものであればきれいな物件であることが分かります。

・「カラーTVモニター付オートロック」

安全性は大きなポイントです。モニター付は声だけでなく相手が見えるので安心です。

・「外壁はタイル調サイディングボード張りで高級感を演出」

重厚感があまりない建材のため、実際に見てみるとイメージが違うかもしれません。

・「外観おしゃれな打ち放し」

新しいときはいいですが、経年とともに汚れが目立つことを踏まえておきましょう。

・「追い炊き機能が付いた経済的なユニットバス」

追い炊き機能だけが付加された古いタイプの風呂である可能性があります。

・「遮音性の高いペアガラス」

これがついている物件の多くは騒音が気になる場所です。
前面が交通量の多い道路であることや飛行機の騒音がひどい場合もあります。

まとめ

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表フレーズの特徴は、優れた点を具体性のある言葉で表現していることが多いところです。

そのため、情報を見たときにイメージしやすい言葉を多く使っている場合は、不動産業者がそのよさを正直に伝えようとしているので、比較的よい物件といえます。

反対に裏フレーズは、抽象的な表現であったり、プラス面を強調してマイナス要素には触れません。

候補物件を探すときは、不動産情報を見ていくことから始めます。
気になる物件があれば、アピールポイントに裏があるのかどうかもあわせて考えていきましょう。

言葉の裏側に隠されているかもしれない真実を、常に意識して見ていくことが重要です。

不動産業者を訪問する際は、その点について詳しく聞いて確認しましょう。

そして、自分の目で見てしっかりと確かめることも重要です。
物件の内見はもちろんのこと、周辺環境や交通アクセス、生活施設など、自分の足で歩いて確認していくことをおすすめします。



 

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