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ペット可物件によくあるトラブル!解決法や気をつけることはこれだ!

[公開日]2017/07/18 [最終更新日]2017/09/25 ,,,


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賃貸物件での共同生活は何かと問題が起こるものです。

なかでも苦手な人がいるペットに関しては、日常の小さな出来事でも大きなトラブルへと発展する可能性があります。

それが原因となって周りとの関係が気まずくなり、引っ越しせざるを得ない事態になるかもしれません。

そこで、すでにペットと一緒に暮らしている方だけでなく、今後暮らしたいと検討されている方にも参考になるよう、発生しやすいトラブルや注意点などについて紹介したいと思います。

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ペット可で契約したのに規約違反となることも

物件ごとに、飼育できるペットの種類や大きさ、頭数などは定められています。
そのため事前の申請が必要となります。

「小型犬または猫一匹」というのが一般的な規約として多いですが、それに反して大型犬を飼ったり、猫が子供を産んで増えてしまって、周りの居住者からクレームを受けることがあります。

法的には、まずは契約時にこの規約の説明を受けたか、そして説明を受けていた場合は、借主に違反している自覚があったのかどうかがポイントとなります。

本来は小型犬のみがOKのところ、ペット可としか説明を受けずに契約して大型犬を飼ってしまった場合は、貸主側に責任があります。

しかし、たとえ自分に責任がなくても、他の居住者からの理解が得られず、最悪他の物件に引っ越さなければならないかもしれません。

これを防ぐためには、説明がなくても自ら確認するしかありません。

ペット可物件であれば規約があるということを念頭に置き、事前に不動産業者や貸主に聞いておきましょう。

ニオイのトラブル

ペットのニオイに慣れている飼い主は平気でも、周囲の人にとっては敏感になるものです。

そのため、ニオイが気になって窓を開けていられないなど、近隣の部屋からクレームが入る場合があります。

ニオイが出る二大要因は体臭とトイレです。

体臭は汗や油を取り除けば改善できるので、シャンプーはていねいにしましょう。

トイレは置き場所が重要です。

窓際に置くとニオイが外に漏れやすくなるので、洗面所などの掃除がしやすい場所に設置しましょう。

ペット共生型マンションでは、洗面所の下をペットのトイレスペースとしているものがあります。

またニオイを素早く除去するには、トイレの近くに脱臭機を置くのが効果的です。

ほかには、トイレ用の砂に消臭効果の高いものを使ったり、ニオイを抑える作用があるフードを食べさせるのも良いでしょう。

鳴き声のトラブル

ペット可物件でも、多くは通常の賃貸物件と同じ仕様のため、防音性能を高める工夫はされていません。

犬や猫が鳴くのは仕方ないとはいえ、ペットを飼っていない周りの居住者のなかには気にする方もいるでしょう。

それが夜中ともなれば、ペットが吠える声で毎晩目が覚めてしまい寝不足になったという苦情が出ても当然と言えます。

鳴き声のトラブルに関しては、聴覚が敏感な動物に余計な音を聞かせないことがポイントです。

そのため、ペットが鳴きやすく吠えやすいのは居場所に問題があると考えられます。

人の足音や車の音などが聞こえる窓際から、奥の居間の近くに移すだけでも、気持ちが安定して無駄吠えが少なくなるケースがあります。

また、外廊下側や隣室との壁に本棚のような高さのある家具を置くことで、ペットだけでなく近隣に対しても防音効果を高められます。

首輪型の吠え対策の道具も売られていますが、道具に頼るよりも前に、環境を変えたりドッグトレーナーにしつけをお願いすることを、できれば優先してあげたいものです。

そのほかの騒音トラブル

騒音トラブルは、鳴き声だけにかぎったものでありません。

ペットはたとえ体が小さくても、室内を走り回ったり高いところから飛び降りれば音が響いてしまいます。

とくに掃除しやすいようにとフローリングのまま飼っている場合だと、下の階の住民からクレームを受ける可能性が高くなります。

この騒音を軽減するには、カーペットを敷くと効果的です。

最近は、防音性能の高いタイルカーペットが多数出ていますし、汚れた部分だけ洗濯や取り替えができるというメリットもあります。

樹脂でできたジョイント式の防音マットなど、ほかにもいろいろなグッズがあるので自室に合うものを選びましょう。

共用部分でのトラブル

犬を散歩に連れていく際に起こりうるトラブルは、共用廊下でのトイレです。

それを目撃した他の居住者からクレームを受ける場合があります。

きちんと後片付けをしたつもりでも、跡やニオイが残ってしまい、マンション内にこのような箇所が増えると気持ち悪いなどといったクレームです。

この場合、共用スペースでは抱きかかえるか、キャリーバッグに入れて運ぶ対応をすることで、クレームを言った方に納得してもらう必要があります。

ペットを共用部分で歩かせなければ、トイレの心配はほぼないでしょうが、それでも万が一に備えて、ふき取りシートや消臭スプレー、水などのグッズをセットで用意しておくのは飼い主としての最低限のマナーです。

エレベーターでのトラブル

犬や猫が嫌いな方にとって、エレベーターのような個室でペット連れの方とは一緒になりたくないでしょう。

偶然であればまだしも、何度も一緒になるようであればトラブルにもなりかねません。

クレームを言った借主が、怖くて住んでいられなくなる状況も考えられるので、場合によっては貸主に対して引っ越し費用を要求する可能性もあります。

貸主としては、退去される上に費用負担まで求められる事態となってしまいます。

そうなるのを防ぐため、貸主はクレームに対して新たなルールを設けて対応することとなるでしょう。

例えば、ペットを連れた方が後からエレベーターに乗る場合、先に乗っている方に許可を取るといったことなどです。
拒否された場合は、次のエレベーターを待つか階段を使うかで対応してもらいます。

しかしこれは、ペットを飼っている方が自主的に行うことでも防止できます。

新たなルールができて、周辺住民との関係が悪化する前に、自ら率先してトラブル回避をしていきましょう。

専用庭での放し飼いトラブル

ペットを飼い始めたものの、部屋の中できちんと世話ができなくなり、専用庭にリードのない状態で飼ってしまうというケースもあります。

このマンションが専用庭にペットを出すことを禁じていれば、当然周囲の居住者からクレームが入りますし、たとえ禁止されていなくても、ニオイや鳴き声、抜け毛などの苦情が相次ぐかもしれません。

この場合、すぐに専用庭を片付けて部屋の中で飼うように対応することとなります。

しかしまず重要なことは、このような事態を起こす前に、ペットを飼うのは簡単なんだと安易に考えないことです。

飼い始める前にしっかりと自覚を持ち、最低限のルールは守りましょう。

きちんと飼育できなければ、周囲に迷惑をかけるだけでなく、自分のペットにとってもかわいそうな状況となるだけです。

多額な原状回復費用を請求される可能性も

ペットを飼っていた場合、原状回復が必要な部分というのは通常よりも多くなります。

敷金を追加で預けていれば、そこから原状回復の借主負担分は支払われます。

しかし、ハウスクリーニングでニオイが落ちなければ、壁紙の全面張り替えが必要となるなど、場合によっては壁紙だけでも敷金をオーバーする可能性もあるでしょう。

まずは多額な費用を請求されないために、汚さない、ニオイをつけない、換気する、清掃をこまめにするなど日頃から清潔に保つことが重要です。

それでも多額の費用を請求された場合は、貸主とじっくり話し合い、張り替えの範囲や金額の根拠をしっかりと聞きましょう。

まとめ

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ペット可物件で発生するトラブルはこれだけではありません。
他にもいろいろなことで問題に発展する可能性があります。

それに備えるためには、周囲との良好な関係づくりと配慮が大切になってきます。

貸主との関係をうまく保ち、いざという時に味方になってもらいましょう。

その第一歩はきちんとした挨拶から始まります。
貸主と入居後にも会う機会があれば、自らコミュニケーションを図るように心がけましょう。

当然他の居住者に対しても気遣いは重要です。

飼い主としてのマナーやルールを守るだけでなく、積極的に挨拶をして、もし困ってる人がいれば手を貸すようにしましょう。

入居の挨拶をする時には、ペットを飼っていることはもちろん、どんな大きさの動物を何頭飼っているなど詳しく伝えるのを忘れてはいけません。

このときの反応でペットが苦手な人かどうかも事前に分かります。

集合住宅でペットを飼うのは大変です。

一戸建てで飼っている場合と比べ、トラブルが起きる可能性は高くなります。

何らかのトラブルが発生しても、責任をもって誠意ある対応をすることが解決への大きなポイントです。

結果的に、ペットに癒されペットを守る暮らしを長続きさせることへとつながるでしょう。

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