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一人暮らしのお金の節約術、まずは固定費を知ることから始めよう

[公開日]2017/02/16 [最終更新日]2018/07/12 ,,


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初めての一人暮らしとなると、新生活への期待からワクワクしている方が多いかもしれません。

新しい部屋に新しい家具。
何を買ってどこに配置してと想像が膨らみ、住み始める前はとても楽しいものです。

でもその前に、生活費のことをちょっと考えてみましょう。

初めてでは、家賃や光熱費がどれくらいかかるのか分からないかもしれません。

ただ確実なのは、今まで自分が払わなくても良かったものまで支払わなければならないということです。

毎月必ずかかる費用のことを固定費といいます。

この固定費を節約できれば、毎月の負担も軽減できます。

そこで、おおよその固定費の相場とその節約方法を紹介していきます。

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家賃について

家賃は最も大きな固定費であり、契約後に削るのは非常に難しいです。

なので、部屋探しの段階から意識することが重要です。

手取り月収の3分の1以下の金額が無理のない家賃の基準と言われています。

学生の方であれば、親からの仕送りとアルバイト代を含めて、どれくらいの家賃なら払えるのかを考えましょう。

家賃は、最寄駅の人気度、駅からの距離、築年数や設備などによっても増減しますが、ワンルームであれば5~7万円台が大体の相場です。

家を決める前に、まずは譲れない条件や逆に妥協できる条件を書き出しましょう

例えば「駅から遠くても、部屋は広い方がいい」「オートロックは欠かせないけど、築年数は気にしない」など、箇条書きをしてさらに優先順位を付けていきます。

書き出すことで、自分なりに必要ない条件を見つけやすくなりますし、優先順位の高いものから物件を絞り込めます。

あれもこれもと欲張ってしまうと、先ほどの自分の予算に見合わない物件の可能性が高くなるでしょう。

それでは毎月の家賃だけで苦しむこととなってしまいます。

では家賃が安ければ良いかというと、決してそうでもありません。

物件の最寄駅が通勤通学に不便であれば、予想以上に時間がかかるだけでなく、電車やバスの定期代が高いと家賃を安くした意味がなくなってしまいます。

初めての土地や周辺環境などがよく分からない場合でも、いろいろな情報を集めたうえで余裕のある金額の部屋を探していくことが重要です。

家賃を節約する方法がありました

先述しましたが、家賃は最も大きな固定費で、契約後に家賃が変更して安くならないかぎり削ることはできません。

では家賃を節約するにはどうすれば良いのでしょうか。

それは家賃をクレジットカード払いにすることです。

最近ではクレジットカード払いが可能な不動産会社も増えてきています。

なので、始めからそのような物件を探すというのも一つの方法です。

家賃が変わらないのに、なぜ節約できるのかといえば、クレジットカードのポイントが付くからです。

カード会社によっては年間利用額をクリアすると、さらにボーナスポイントがもらえる場合もあります。

毎月必ず支払う家賃ですから、金額を減らせないかわりにポイントをもらうことで節約しましょう。

クレジットカード払い以外でも節約方法はあります。

それは、銀行振込や口座振替の手数料を浮かせるために、不動産会社に直接現金で支払う方法です。

他行の銀行口座であったり、休日や夜間の振り込みが多ければ、手数料も馬鹿になりません。

毎月毎月、不動産会社に足を運ぶのは面倒かもしれませんが、普段の通り道であったり近いところであれば、検討する価値はあるでしょう。

不動産会社としっかりコミュニケーションが取れますし、何かあってもすぐに対応してもらえたり、相談もしやすくなるメリットがあります。

これは不動産会社によってできない場合もありますから、事前の確認は必要です。

公共料金(電気代・ガス代・水道代)について

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電気や水などを一切使わないという方は、一人暮らしに関係なく誰もいないでしょう。

万が一使わないという方がいたとしても、基本料金は必ずあるので、支払いがなくなるわけではありません。

では、それぞれの公共料金について説明していきます。

まずは電気代です。

エアコンを毎日適温を超えて使用したり、暖房器具を長時間付けっぱなしにしたりすれば、当然電気代も跳ね上がります。

それ以外のものに関しては、古い冷蔵庫や電子レンジなどを使用していたり、過度に使用しなければあまり変動しません。

まずは普通に生活してみて、いくらぐらいになるのかを確認しておくことが重要です。

大体4千円前後になるはずですが、思ったよりも高いと感じた時にはじめて節約を意識すれば良いでしょう。

ただし節約もほどほどが大事です。

冷暖房を我慢しすぎて病気や体調を崩し、結果的に医療費が高くついてしまったらそれこそ本末転倒です。

次にガス代ですが、都市ガスかプロパンガスかによって、かなり変わってきます。

都市ガスであれば大体3千円前後となるはずです。

プロパンガスは一般的に高く、都市ガスの倍の料金になる場合もあります。

ですから、可能であれば都市ガスの物件を選ぶと良いでしょう。

最後に水道代です。

水道は2か月に1度の支払いですので、ひと月であればその半分となります。

料金は大体3千円が目安です。

一人暮らしであれば、基本料金内で済む場合がほとんどでしょう。

毎日お風呂に入って湯船にお湯を溜めたりすれば、水道代だけでなくガス代も上がりますが、シャワー利用であれば毎月大体同じ金額に収まるはずです。

思ったよりも高いと感じないかぎり、それほど節約や節水について気にする必要はないでしょう。

公共料金を節約するためには

まずは2016年の春から始まった電力自由化を活用してみましょう

一人暮らしであれば、どの会社を選んでもあまり料金は変わりません。

逆にいえば、ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンなどから選んでみても良いでしょう。

電気やガス会社とセットで契約すれば安くなるなど、それぞれ内容を比較したうえで判断することが重要です。

また、ガスコンロの代わりにIHクッキングヒーターを使えば、ガス代を抑えることができます。

二口の大きいものとなると1万円以上するかもしれませんが、一口であれば数千円でも購入可能です。

IHクッキングヒーターを使えば火事の心配がないですし、持ち運び可能のものなら、食卓で鍋料理などもできて意外と便利です。

電子レンジを上手く併用すれば、毎日の料理も問題なく楽しめるでしょう。

家賃と同じで、公共料金もクレジットカード払いで節約できます。

これも、ポイント付与やそのほかのキャンペーンなど行われている場合があるので、比較して最適な方法を検討しましょう。

インターネット費についても考えてみよう

回線業者はさまざまなプランや割引を提案してくると思います。

その時は魅力的だし安いからと思って飛びついたとしても、実際には契約年数に縛りがあったり、オプションの付属が条件や、速度が充分でないなど、そもそも自分に合っていないプランかもしれません。

なので、契約する前にしっかり下調べしてから決めるようにしましょう。

固定回線とプロバイダの料金は、月々5~7千円台が相場で、初期費用として工事費がさらにかかる場合がほとんどです。

節約するには

まずは、インターネット使い放題の物件を選ぶと良いでしょう。

最近は、アパートやマンション全体でインターネット契約をしているところもあります。

物件のオーナーが一括契約しているため、入居者は無料で使えるということです。

ただし注意が必要なのは、決まった速度を入居者で分け合う形となるので、自分がよく利用する時間に、希望の速度とあっていない可能性があることです。

利用者が増えやすい夜などは、速度が遅くなる可能性は高くなるので、必ず契約前に不動産会社に確認しておきましょう。

また、そもそもインターネットの契約をしないという方法もあります。

パソコンを使うことがなければ、当然インターネットの回線は要りません。

使用頻度が少ない場合でも、そのために月数千円払う意味があるのかよく考えましょう。

スマートフォンなどの別の端末でまかなえるのであれば、初めからインターネット契約をしなければ良いのです。

ほかにモバイルルーターを使う方法もあります。

モバイルルーターとは、持ち運べるWi-Fiルーターのことです。

費用は月額3~4千円台ですが、常に持ち歩くことを前提にしておけば、スマートフォンなどのパケ放題の契約を解除することができるので、その分の費用を浮かせられます。

しかし、この契約にもいろいろな制限があるため、内容はしっかりと把握しておきましょう。

まとめ

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ここで挙げた固定費以外にも、食料費や日用品、家電、雑貨、医療費など毎月かかる費用はたくさんあります。

友人と遊びに行くお金も必要になるでしょうし、ゲームや本などを買うこともあるでしょう。

いざというときに困らないためにも、まずは自分が1か月に必要な金額を知ることです。

そうすれば、どこを節約して何を削ればいいのかも見えてきます。

自分の体調を崩してまで無理をする必要はありませんが、できる範囲で節約をしながら新生活を充実したものにしていきましょう。

 

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