『SUUMO引越し見積もり』サイトの使い方について徹底解説します!
[公開日]2017/12/25 [最終更新日]2018/11/15 見積もり,引っ越し業者
引越しをする場合、荷造りや役所手続きも大変ですが、引越し業者選びに困るという方も多いのではないでしょうか。
できれば幅広い業者に訪問見積もりをしてもらい、値引き交渉をしながら自身の引越しスタイルに合ったところ選びたいものです。
しかし各業者に何度も依頼をするのは非常に面倒ですし、時間にかぎりがあれば何社も見積もりをしてもらうだけでも大変です。
そこで便利となるのが一括見積もりサイトです。
自分の希望額やプランと一致する引越し業者のなかから3社程度に絞り込み、場合によっては訪問見積もりで精度を高め、あとは条件や価格交渉しながら決定するだけです。
自分で調べても見つけられないような地域密着の小さな引越し業者や、大手よりもサービスやプランが充実したところが見つかるかもしれません。
ただ、一括見積もりサイトを利用すると、営業の電話がかかってくるケースが多くあり、なかには断ってもしつこく交渉してくる業者もあるようです。
引っ越しの作業や手続きで時間に追われているなかで、断った業者の対応までしていたらイライラするだけです。
そこで、そのしつこい勧誘の心配がない一括見積もりサイトを紹介します。
数あるサイトの中でもとくに代表的な『SUUMO引越し見積もり』について、その使い方やどのような手順で何を入力していくのかなど、画像付きで詳しく解説します。
SUUMO引越し見積もりの入力手順
- 住所、間取りの入力
- 引越し日、時間、人数の入力
- 荷物の詳細入力
- 連絡先の入力
- 引越し業者の選択
- 入力内容の確認
- 見積もり依頼結果
- 各社からのメール
まずは現在の住まいの住所の郵便番号を入力します。
すると、都道府県・市町村・地名まで表示されるので(番地については入力しなくてもOK)、あとは引越し先の住まいの都道府県と市区町村をプルダウンから選ぶだけです。
そのため、まだ引越し先の賃貸物件が正確に決まってない場合でも、地域を指定すれば見積もりは取得できます。
間取りに関しては、プルダウンで全14タイプの中から選びます。
こちら荷物量の自動設定の条件となるため入力は必須です。
引越し日が決まっていればカレンダーから選択します。
ただし確定していない場合でも、月の上・中・下旬、および平日か土日かの指定をします。
必須の項目ですが、画像のように2017年12月中旬のいつでもよい(平日、土日の指定なし)というあいまいな設定でも問題ありません。
基本的に3月や4月、土日などの繁忙期は見積もり金額が高くなります。
時間帯の入力は任意ですが、選択する場合は午前、15時まで、15時以降の3つのいずれかをチェックします。
午後よりも午前のほうが割高になる傾向ですが、業者に時間帯をおまかせするプランなどであれば、格安な料金での引越しも可能です。
引越し人数と荷物量も必須項目です。
選択に応じた標準の荷物が自動設定されるので、個別にひとつひとつ設定していく手間が省けます。
このままでも見積もり金額は出せますが、もっと正確な金額を知りたいという方は、「詳細な荷物量を入力する」をクリックしましょう。
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前項目の人数から自動設定される荷物量ですが、単身引っ越しの方向けの「単身」では比較的多めに選択されています。
「単身」以外も自動で入力される荷物量はこの人数だったらこれぐらいという目安みたいなものなので、必ず内容を確認して荷物の数を「+」「-」のボタンで調整しましょう。
項目にない荷物などは、同程度の大きさであったり、類似の荷物を選択すれば見積もりの誤差も少なくなります。
ただし、選択項目にないものは「上記以外の家財」という自由記入欄があるので、必ずそちらに入力をしておきましょう。
項目の中にはダンボール箱の数もあります。
荷造りの前であれば、なかなか想定するのは難しいかもしれませんが、自動設定で数は表示されるので、それを基準に自身の荷物が多いのか少ないのか判断して調整しましょう。
参考までに、それぞれ選択した際に自動で入力される荷物を記載しておきます。
単身
リビング関連 | テレビ40インチ未満、テレビ台、ミニコンポ、ソファ(2人掛け以下)、テーブル(2人以下)、チェスト中、カーペット・絨毯(9畳以下) |
---|---|
キッチン・バス関連 | 冷蔵庫(2ドア)、食器収納中・小、電子レンジ、洗濯機 |
寝室・書斎関連 | シングルベッド、衣装ケース×3、パソコン |
屋外・ベランダ・その他 | 物干し竿、照明器具、段ボール×10 |
2~3人
リビング関連 | テレビ40インチ以上、テレビ台、ステレオ、ソファ(3人掛け)、テーブル(3人以上)、チェスト大、カーペット・絨毯(10畳以上) |
---|---|
キッチン・バス関連 | 冷蔵庫(3ドア)、食器収納中・小、電子レンジ、洗濯機 |
寝室・書斎関連 | ダブルベッド、タンス大、タンス中・小、衣装ケース、パソコン、本棚大 |
屋外・ベランダ・その他 | 物干し竿×2、エアコン、ファンヒータ・ストーブ、照明器具×3、段ボール×30 |
4人以上
リビング関連 | テレビ40インチ以上、テレビ台、ステレオ、ソファ(3人掛け)、テーブル(3人以上)、チェスト大、カーペット・絨毯(10畳以上)、カーペット・絨毯(9畳以下) |
---|---|
キッチン・バス関連 | 冷蔵庫(3ドア)、食器収納大、電子レンジ、洗濯機 |
寝室・書斎関連 | ダブルベッド、シングルベッド×2、ドレッサー大、タンス大、タンス中・小×2、衣装ケース×7、パソコン、机、イス、本棚大、本棚中・小 |
屋外・ベランダ・その他 | バイク、自転車×2、物干し竿×3、植木鉢×3、エアコン×3、仏壇、ファンヒータ・ストーブ、こたつ、照明器具×4、段ボール×80 |
※数量が記載されていないものはすべてひとつです。
こうやって見てみると、人によっては「持っていない」「足りない」というものが出てくるのではないでしょうか。なので、必ずチェックと修正はするようにしましょう。
すべての荷物の選択が終われば、画面いちばん下の「業者選択へ進む」をクリックします。
名前とメールアドレスは必須項目ですが、電話番号は任意です。
なので、電話番号は入力しなくても問題ありません。
ある程度引越し業者を絞っている場合を除き、電話番号は入力せずに進めると良いでしょう。
なぜなら、見積もりを依頼した直後から複数の業者の連絡があるためです。
冒頭でも先述しましたが、一度断っても何度も連絡してくる業者もありますから、忙しい時などすぐに対応できない場合はメールアドレスのみを入力して依頼しましょう。
業者からの見積もり金額は、そのアドレスに送られてきます。
連絡先入力欄の下に、おすすめの引越し業者が自動的に表示されるので、会社数を少なくしたいなど調整が必要な場合はチェックを外しましょう。
「概算見積もりご提示」と表記のある業者は、見積もり依頼完了時に概算金額が表示されます。
業者を選択したら、「上記に同意の上、依頼内容を確認する」をクリックします。
例として、アート引越センター、サカイ引越センター、アリさんマークの引越社、ハート引越センター、アーク引越センターの5社をチェックして進めます。
依頼する内容を確認し、必要があれば修正して、最後に「この内容で依頼し概算金額を見る」をクリックします。
「概算見積もりご提示」の業者は画像のように表示されます。
アート引越センターが96,200円より、アーク引越センターが56,000円よりとなっており、それぞれの引っ越しプランとその詳細が記載されます。
概算見積もりご提示無しの業者については、上記のように連絡先などが表示されるだけです。
サカイ引越センターとアリさんマークの引越社、ハート引越センターがここで表示されました。
『SUUMO』からは、上記手順7の画像と同じ内容のメールが送られてきます。
また、例として入力した5社のうち、以下の4社からはすぐにメール返信がありました。
引越し業者 | メールの内容 |
---|---|
アート引越センター | 今後の問い合わせ時のお客様IDの連絡 |
アリさんマークの引越社 | 入力条件を反映したものではない一般的な近距離、長距離の場合の目安金額とお客様IDの連絡 |
アーク引越センター | 部屋のタイプ(ワンルーム)に応じた一般的な目安、梱包資材無料サービス内容 |
ハート引越センター | 適用プラン、概算見積もり金額、梱包資材無料サービス内容 |
これらのメール内容をもとに比較検討し、実際に訪問見積もりをしてもらうなど、各社と交渉していきます。
まとめ
『SUUMO引越し見積もり』の最大の特徴は、電話番号の入力が任意であることです。
なので、引っ越し業者とのやり取りは、途中まではメールだけで簡単に進められますし、見積もり依頼後に多くの業者から電話がかかってくるわずらわしさはありません。
また見積もり依頼の入力後、すべての業者ではないものの即座に概算金額が表示されるのも大きな特徴です。
もちろんこの概算金額は自身の荷物量などによって変わりますし、大きく下がることもあれば、条件が定まるにつれて上がる場合もあります。
しかし、おおよその目安であったり引越し業者の比較をする上でも参考になるはずです。
したがって、引越し一括見積もりサイトは、引越し業者を決めるための第一段階として活用していきましょう。
見積もり比較の初期の段階では、信頼できて安心して任せられる業者か、そして自分の引越しに合ったプランがあるのかどうかを見極めることが最優先です。
そして、徐々に3社程度に絞り込んで本格的な料金交渉をしていけば良いのです。
概算見積りの画像でも「条件次第でさらにお得」と記載があったように、その後の交渉次第ではさらに値下げの余地もあります。
引越し見積もり一括サイトを効果的に使い、納得のいく賢い引越しにしましょう。